つわりがつらい時のマッサージ、どこをやるといいの?
妊娠中のつらい症状のひとつに、つわりがあります。
つわりのタイプにもいろいろあって、吐き気のするはきづわり、空腹を感じると気持ち悪くなる食べづわり、
すごく眠くなる眠気づわりなど、その他にも多くのパターンがあり、妊婦さんの実に90%以上が、つわりに悩まされているようです。つらいですよね。
つわりの中でも多くの方がいちばんつらいと感じるのが、
吐き気・気持ち悪さ です。
これを和らげるために、マッサージするのが有効なのですが、いざやってみようと思うと、どこをマッサージすれば良いか、よくわかりませんよね。
結論を急ぐその前に、つわりがある状況だとどうなるかという話をすすめていきます。
つわりで気持ち悪くても仕事・家事を休めない
安静にしていれば少しは落ち着くつわりの気持ち悪さですが、だからといってずっと寝ているわけにいかないことが多いですよね。仕事も休めない、家事も休むわけにはいかない・・・
「歩くだけで気持ち悪くなり、通勤時間がつらい」
「家族のためのご飯をつくっていると食材のにおいで吐きそうになる」
そうなると、つわりに耐えながら作業するか、つわりを軽くするために何かしら対策を取ろう、と考えます。たとえば、、
「検診に行くときに何かお薬処方してもらおうかな、でもそれまで持つかな・・・そもそも今薬って使えるのかな」
つわりの気持ち悪さの中、ぐるぐると考えが巡ります。
つわりの時使える薬もある
つわりの時使える薬があるかどうかですが、あります。吐き気を抑えるための吐き気どめ、などを処方してもらえると思います。妊娠中でも使えるタイプのお薬をちゃんとお医者さんが選んでくれます。ですが、個々のケースにより使えません、と判断される場合もあるでしょう。
また、お薬を使ったが症状があまり楽にならない、ということもあります。
ツボ押しも有効、でもちょっと待って
ツボ押しも確かに良いのですが、使うツボによっては体への影響が大きく、リスクが高いことがあります。安易に吐き気止めのツボを使うのもおすすめしません。単純な吐き気には有効でも、つわりの吐き気にも同じく有効かというと妊娠中ということを考えるとそうではなかったりします。
お薬と同じように、用法・容量をまもって、、ということが必要になります。
なので、ピンポイントなツボに関してはここではあえて紹介しません。
「じゃあどうすればいいのー!?」
ですよね。。答えはけっこうシンプルです。ある程度広い範囲にわたって、マッサージしていくと良いのです。
背中をマッサージする。縦のラインが重要
背中には、からだの機能を安定させるためのツボがたくさん存在します。
特に、首のうしろ、背骨の横には体によい影響を与えるツボが複数あり、自律神経を安定させたり、内臓の働きを良くしたりしてくれます。ですが、これらの箇所が緊張すると、ツボのはたらきが鈍り、体調が悪くなるのです。
つわりの時、気持ち悪さから背中が緊張します。すると、ツボのはたらきが鈍り、体調がすぐれず、また気持ち悪くなる・・・という負のスパイラルに陥ってしまいます。
ですので、背中の緊張を取るようにマッサージしてみましょう。
コツは、1.広い範囲で、2.さするように、3.上から下へ、です。
背骨の両サイドのラインを意識してくださいね。
自分でやる場合は、背中の真ん中あたりは手が届かず、やりづらいと思います。
首の後ろと、腰~骨盤にかけて をさすってみましょう。
また、気を付けて欲しいのが、3.上から下へ、です。
(基本的に下から上へさすると、緊張が増します。)
上下往復させるようなさすり方ではなく、上から下へ、を意識しましょう。
とてもシンプルなやり方ですが、これだけで、気持ち悪さはだいぶ軽くなるのです。
ご主人など、他の人にマッサージしてもらうときも、「背中の縦のラインを上から下へさすってー」とお願いすると良いです。さする側も、負担なく(指が痛くなく)できてなおかつ効果が高いので、重宝しますよ。
ぜひ、試してみてください。
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